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2025 Oct 3 New

つい、忘れてしまうこと。

こんにちは、新谷です。

 

 

 

 

 


今季のCONFECTアイテムで、僕のヘビロテになりそうな服は、
杢へリンボンダブルブレストジャケット(リネン 54% / ウール 46%)です。
このブログを書いている今もまさに、着ています。

 

 

 

 

経(たて)にウールを引いている服は、
リネンが混じっていても、シワが取れやすいですね。
塩梅の良い凹凸感はありますが、背中や肘周りのシワは一時的には付くものの
ハンガーに掛けたり、歩いていると、取れやすい。
肌あたりも良く、心から着心地が良いと言えるジャケットです。

 

 

 

 

生地も気に入っていて、
緯(よこ)糸のリネンの存在感とたるや。
節やネップがところどころあり、どこを見ても不均一。
良い生地を織っていただいたなぁと心底思います。

 

 

 

 


この不均一で、ネップや節まじりのリネンの糸を見ると、

「これはもともと、植物の茎だったんだな〜」ってことを思い出します。

 

 

別の話ですが、デニムを見ても
「これはもともと、木綿のわただったんだな〜」。

 


セーターを見て
「これはもともと、ひつじの体毛だったんだな〜」。

 


などなど。

 

 

そんな自然物をよくもまあ、服にしたなと。
僕の癖のようなものですが、これを忘れてはいけないと
思ってしまうのです。

 

 

 

服を成しているのは、元々自然物だった。
そう思えば、色々なことが許せる、気持ちが穏やかになるからです。

 

 

 

 

今日のブログは、
そんな、「つい、忘れそうなこと」「これを忘れてはいけないこと」を
書いておこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

取り上げるアイテムはこちらです。

 

 

 

 

 

 

 

UpcycleLino裏毛絞り染めラグランプルオーバー
size : 3, 4
price : 38,500yen

 

 

 

 

 

 

 

UpcycleLino裏毛絞り染めワイドイージーパンツ
size : 3, 4
price : 38,500yen

 

 

僕の率直な気持ちは、

目を奪われる。

見事な、「染め」。

 

 

 

「ついつい忘れそうなこと」
それは、この染めは人の手でやっている、
当たり前と言えば、当たり前のこと。

 

 

 

 

 

染料を作り、
このトレーナーやパンツを絞り、
染料に浸し、
絞りを解いて、
さらに染料をかけて。

 

それを、一着一着です。

 

 


想像を絶しますね。
かける?
染液をすくって、かける。ということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


人の手が関わっている服は、
世の中にある全てになりますので
当たり前と言えば、当たり前ですが、

このような珍しい染めものの服を見ると
人の手で作られていることを感じます。
(いや、感じざるを得ない。)

 

 

 

 

 

 


そう思うと、この模様、
一つ一つ目で追いかけてみたく、
じっと見つめ、
人の手を感じながら、
日々、装ってみたいものです。

 

 

 

 

 

 


人の手はすなわち、自然ですので
着こなすとは自然をこなすこと。

抗えないものはあきらめ、
受け入れてみる。まずは受け入れて、
そこから生まれる感覚を大切に、スタイリングして楽しむ感じの服なのです。

 

 

 

 


僕の発見としては、
トップスは、大胆に一枚を主役に、
ワイドでルーズなボトムスと。
綺麗に流れるボトムスの方が大人らしい。

パンツの方は、見えすぎない方がベター。
コートに隠れ、紛れるぐらいがちょうど良い。
という具合です。

 

 

 

 

 

 

UpcycleLino裏毛絞り染めラグランPO(size4)

ウールリネン杢ストライプイージーパンツ(size4)

 

 

 

 

 

ウールリネンソフトツイードラグランコート( 12月上旬発売予定 )

UpcycleLino裏毛絞り染めワイドイージーパンツ(size4)

 

 

 

 

 

 

 

よろしくどうぞ。

 

 

 


それではまた。

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